GINZA SIX 裏 / レナ・レスボワール 上
03-3569-8020
address
東京都中央区銀座7-11-11 長谷川ビル4階
time
月・水・金 11時〜
完全予約制
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No.06 自立

ある勉強会に出席しました。
席は指定で30代独身の女性歯科医とご主人が歯科医の40代の主婦と、
子持ち独身50代の私の3人が横並びという怖い席でした。
昼休み、こんな話になりました。
女医 「なかなか結婚する気にならなくて・・・・・」
私  「する気になったらすればいいのよ。
    気にしなくていいんじゃあない」
主婦 「そうですよ。うちも最近になってやっと楽になったんですよ。
    一時は離婚も考えましたわ」
二人 「エッ離婚!!どうしてですか?」
主婦 「主人が何もしなくて・・・・、私が経理をやっているんですが大変で・・・・
    それにスタッフがすぐに辞めちゃって・・・・・」
二人 「それって単にご主人があなたに甘えているということではないですか」
私  「よくあるパターンよ。
    結婚したからといって大人になれるわけではなく、
    幼児返りをしたご主人をあなたが支えていたということでしょう」
女医 「自立した男って少ないですよね。
    こうして働いていると共に暮らす男を見つけるのが難しいんです」
私  「もしかして見つけてもらえないとか・・・・・」
女医 「そうとも言える・・・・・・かも」
と言いたい放題の私たちに主婦は黙ってしまいました。
・・・・恐い・・・・コワイ・・・・会話ですね。
以前、当医院でバリバリ働いていた女性歯科医がおりました。
第一子を出産した時は3ヶ月休んだだけで仕事に復帰しました。
第二子の時は少し弱気になったのか、なかなか復帰せず10ヶ月近く経った頃、
突然泣きながら診療所に現れ、私に抱きつきました。
話を聞くと、
「主人の実家で暮らしているが、もう我慢できない。
 彼の両親が子供の面倒だけではなく、食事もお風呂も、
 
 そして息子である主人の世話までし過ぎてくれるために、
 かえって息がつまりそう・・・・。
 かと言って自分一人で全部できるかどうか、それも自信がない。
 それでも仕事には復帰してみたいと言ってみたら、主人は嫌がし・・・・」
私はすぐにその実家から出て、彼と子どもたちだけで生活をするように説得をし、彼女を預かりました。
可哀想に彼女は神経科でもらった薬を飲んでいましたが、3日ほどすると泣く泣く帰って行きました。
そのまま仕事には復帰せず、彼女の現状が変わったとも聞こえず、3年が過ぎてしまいました。
もったいないなあ~、と思います。

カテゴリー:デンタル小町  投稿日:2008年5月14日