No.32 いつか南の島で
時々、皆様から「読んでるよ!」とお声を掛けていただくのが何よりうれしく
大きな励みとして、この3年間勝手放題に、このコーナーで書いてまいりましたが、
とうとう今回が最後となりました。
さて先日、勉強熱心で、頑張り屋で、
睡眠時間が平均4~5時間という先生が訪ねて来られました。
彼は近々、分院を海外に出すそうです。
理由は
「最近の若い先生は(自分も若いのに)いまいちで、
出来のいい奴はすぐ独立してしまう。
ならば海外に分院を出す方が割り切れる。
それに日本より医療水準も高く、
いい歯科医もいっぱいいる。
そして安い!
いまに日本から団体で患者さんが観光旅行ついでに、
歯科治療に海外へ出かける時代になりますよ!」
素晴らしい!
その発想はすごい!
私は海外は遊びに行くところだとばかり思っており、
実は先週、海外のリゾート地にコンドミニアムを購入しようと、
現地の不動産を訪ね、現地視察をしてきたばかりです。
つまり物件さえ買ってしまえば、
現在住んでいるマンションを他人に貸し、
その賃料で海外で十分に生活できると考えたのですが、
なんだかこんな老後的発想が少々恥ずかしくなりました。
私はまだ元気ですし、まだ働けます。
何はともあれ小さな口の中を大きな視野から改めてのぞいてみなければと思ったのです。
そしていつか、海外のリゾート地で太陽を浴びながら、
大好きなビキニを着て昼寝をし、
時々その上から白衣を羽織り治療している自分の姿を思い描いておきましょう
(相当無理なコジツケかも...)
なんて、最後の原稿もやっぱり変な結論になってしまいました。
宝田先生から、このコーナーを降りる時は、
私の再婚発表をする時と切望されていたのですが、
たった一人の再婚相手より、数倍も多くの方々に楽しんでいただけたことが、
何よりの喜びです。
本当にありがとうございました。
いつか南の島でお遭いいたしましょう!
「さよならだけが 人生さ!!」