vol.23 元気!
コムネットの菊池社長が富士山へ登られ、大変感動されたそうです。
私も若い頃、ワンゲルの経験があり、理由なく山へ登り、
従いながら登頂したにもかかわらず、
初めて見たご来光にメチャクチャ感動したことを鮮明に思い出しました。
その時の山は立山でした。
感動とは突然やって来るものです!
感動に出会えると『もうこのまま死んでもいい!』と思い、
心から『時間よ止まれ!』と叫びたくなり、最大級の幸福感に浸れます。
そして気が付くと涙が溢れているのです。
30年周期の私の人生の第2章は、歯学部への入学から始まり、
卒業して、ゼロからの開業で診療所を2カ所持ち、
娘を歯科医師にし、マンションを買い、借金にまみれながらも、
還暦を過ぎて第2章を終えました。
これから始まる第3章は、いつも通りに年3回海外へ出かけつつ、
借金を完済するまで働かねばなりません。
そのため日常は質素を重んじ、玄米食を中心とした粗食を心がけ、
暴飲暴食をつつしみ、ザラとかユニクロでショッピングを楽しみ、
春夏秋冬に合わせて部屋のインテリア、ファブリックを模様替えして、
外出を控え、100個の植木鉢のオリーブとバラの手入れをし
(最近は菜園にも手を出し始めています)、
男のかわりに飼った犬に付き合い、
今年は“三国志”にはまりましたが、小説を読み、
映画に明け暮れ、副院長から送られたカランダッシュの絵具で色の勉強を始めて…
私ってなんだか、幸せそう……
そんな第3章に入ったばかりの私が、このシルバーウィークに10日間、
バンコクのホアヒンという王様の保養地にあるヘルスマネージメントホテルの
“チバソム”というホテルへ行って来ました。
このホテルはあのベッカム様も逗留したという”超”がつくホテルです。
朝、昼、晩と全食、油、塩、砂糖抜きの徹底した有機野菜料理と
低カロリーのトリとマトンと魚を少々しか食べられず、
パーソナルトレーナーに朝7時からの太極拳から始まって、
プールにキックボクシング、エアロビクス、筋トレ、ヨガ、エトセトラと
夕方6時まで管理されながらも、毎日好きなマッサージを受けられます。
このマッサージタイムが至福の安らぎですが…
実は身体の大改造、つまり、アンチエイジングとデトックスと
ダイエットを今やっておかねば、このまま中年性、
いや、老年性メタボ街道をまっしぐらに突き進み、
歯止めが効かなくなっていたのです。
おかげさまで全身から噴き出す汗と共に老廃物が流れ出たのか、
お肌はツルツルになり、1週間で1.7キロの減量に成功!
更に帰国してからも体重は減り続けています。
この経験でいかに運動が大切かを思い知り、現在ストレッチを続け、
1日1回は必ず汗を出すように心がけています。
先日、ある資料を見ました。
その資料によると60歳からずーっと体調、体力を維持できる人は10%位、
60歳から突然死んでしまう人は20%位、
あとの70%位の人は徐々に下降し、
75歳から急激に寝たきりか、ダメ(?)になるそうで、
後期高齢者とはよく言ったものです。
私は死ぬのはいつでもいいのですが、死ぬまで元気でいたいので、
“チバソム”での人体改造トレーニングを活かして、
この人生の第3章を丁寧に生きて、
そして上記の10%に入ろうと思います。
なぜなら、元気でいなければ、大きな感動は得られません。
元気でなければ富士山に登れません。
皆さんも日々精進して、
“元気ならば死んでもいい”
と思えるまで元気を極めてみませんか?