vol.25 改
昨年の年末の締めくくりの漢字は『新』という字でしたが、なぜかしっくりとしませんでした。
私としてはせめて『申』…もの申す…にして欲しかったのですが…
とにかく腹の立つことの多い1年間でしたね。
政権が代わり、歯科界も変わるのかと期待していたのですが、何ひとつ変わるようでもなく、
相変わらず後ろ向き対策のようで、これから一体どっちを向いて行くことになるのでしょう。
民主党のやり方を静観してから手を打つのではなくて、今がチャンスと考え、
理路整然と民主党を説き伏せるくらいの意気込みがあって然るべきと思われます。
更に、自民党オンリーだった日本歯科医師会の政権交代があってもよろしいのではないでしょうか。
そろそろ、旧4校とやらに牛耳られている歯科界の”井の中の蛙”ぶりから脱却しなければ、
いつまで経っても歯科界に明るい未来が見えません。
私事ですが(いつも私事ですみません)、年末に民主党の桜井充議員の集いに出かけてきました。
さすがに、ホテルも人の集まりも立派なものになり、
幅広い関係者の方々から切実な意見が交わされました。
実は以前、私自身が民主党から立候補をしようと思い、本部まで出かけましたが、
女であること、年を取り過ぎていること等、いろいろ脅されまして
(覚悟を求められたのだと思います)不本意ながら一旦引き下がりましたが、
今思うと大変賢明な判断でした。
私ごとき一介の歯科医が主張するより、医師である桜井議員に歯科医師の味方になっていただいて、
彼の明晰な頭脳に任せた方が、結果が早い事に気がつきました。
世の中は不条理で、歯では死なないと思われている歯科医の言うことより、
死に直面する医師の言うことの方を聞いてくれます。
桜井議員も“なぜ私を利用しないのですか?”と我々に理解を示してくださいます。
ということで、私は桜井議員の黒幕(?!)の1人になろうと勝手に思っています。
世界的、日本的に落ち込んだ経済情勢、そして歯科界! しかし、ここでめげてはいけません。
こういう暇な時は、スタッフ全員で知恵を出し合い、
これからの対策を練るいいチャンスだと思うのです。
今年の私のテーマ漢字は『改』です。
これには“戒”“会”“快”を含みます。
常に戒めを重んじ、いい人と出会い、快適な生活をみんなで共有すること。
そうすれば、改良、改善、改革につながり、仕事も向上するかも知れません。
不幸にして、今年の春に2人のスタッフを失います。
そのための補充の募集に頭が痛いところですが、この機会を改革するチャンスと捉えて、
今までの治療体系を見直し、3名の補充をしようと思っています。
つまり、今までのむし歯治療、欠損治療ではなくて、歯周病の患者さんをいかにつなぎ止め、
長く付き合うかが、減少する患者数の歯止めとなり、
これからの診療経営の明暗を分けるような気がしているからです。
また、コムネットのアンケート結果(患者さんの本音! ネットアンケートHONNET参照)
にもあったように、1番の集客は、クチコミと紹介です。
そのため紹介していただきやすいように、当院独自の紹介者用カードを作りました。
年頭より配り始めています。
どのような効果が出るか楽しみです。
いい結果が出たら、皆様にお知らせ致します。
仕事は受け身ではなく攻めの構えで突き進みましょう。
どうか今年もいい年でありますように…
いや、今年こそ、良い年でありますように…