天ママStyle vol.65　あることがたし

※デンタルサポート・コムネット TOGETHERに連載中の
『天ママStyle』の内容をアップさせて頂いております。
********************************************
今年のお正月はスリランカの都市コロンボでした。
モナコから来た友人が夕日を見たことがない
（モナコは地理上、朝日しか見れない）というので、コロンボの海岸に建つ
《ゴールフェイスホテル》のカフェでモヒートを飲みながら、
2013年の最後の夕焼けショーを見ながら締めくくったのです。
夕焼けの後のコロンボの町は、爆竹と花火が響き渡り、
起きた時にはすっかり2014年の明るい空になっていました。
ここ30年近く、私はお正月を外国で過ごしています。
あっけらかんと年が明けると、年月の重み、つまり反省よりも、
明日に向かう希望に心が躍る気がします。
というわけで、私はコロンボで溢れる希望に満ちていました
（まぁ簡単に言えば、今年も遊ぶゾ～～～～とか…）。
世界遺産の国といわれる小さな島スリランカは、
予想通り楽しくて面白い国でした。
少なくとも私達にとっては、また来たいと思わせる国です。
今回は下半分を回ったので、次回は上半分の遺跡を巡ろうと思っています。
さて、そんなスリランカの真中に、キャンディという町があります。
この町は日本の京都に似た、静かで美しい街で、仏陀の歯を祭る仏歯寺があります。
いろいろ謂れのある仏歯寺ですが、スリランカの中では１番大きくて
権威のある寺といえます。
歯科医師たるもの一生に一度は訪れてはいかがでしょうか？
帰国してすぐの週末、今度は日本の古都京都へ初詣に出かけました。
四国の高名なお坊様に導かれ、下鴨神社と八坂神社で御祈祷を受け、
お祓いをされると、身も心も清々しくなります。
「あることがたし。あることがたし」
という感謝の言葉を35回唱えながら、心の誓いを神様と仏様に届けるのです。
その際、神様、仏様には願い事を言ってはいけません。
身近な家族への誓いを立てるのです。そして、
１年間、これだけはやろうと思う事を誓うのです。
私は、恥ずかしながら一生懸命考えました。そして、
疎遠な両親に詫びを入れ、ついて来てくれるスタッフ達に優しい言葉をかけ、
毎日ありがとうありがとうと言う事を誓いました。
ところが、何度も誓い、何度も「あることがたし」と唱えるのですが、
高名なお坊様に「あと4回」「あと３回」とダメ出しをされて、
冷え渡る神社で、すっかり身体が冷え切った頃…
そうか…感謝からしか道は開かれないのか
…それも力強く心から感謝しなければいけないのか…
という事に思い至ったのです。
冷え切った身体は美味しい京料理で癒され、
舞妓さんや芸者さん達と共に、
酒を飲むことで京都の初詣では身も心も有難く過ぎていきました。
今年は何はなくとも、何があっても”感謝”でいきますかねぇ。
「あることがたし。あることがたし」
皆様もぜひ、この言葉を唱えてください。
救われますよ。
そして、誓ってください。力強くね！
さて今更、昨年を振り返っても仕方がありません。
今年はすでに昨年以上に旅の予定が入っていますが、
私としては女性歯科医師の方々の指針というか、
目指す事について深く掘り下げていきたいと思います。
なぜなら歯学部の学生の約半数が女学生になり、
その女性達が卒業し、世に出て、今、どうなっているのかが、最近とても気になります。
ずーっと以前、男性の歯科医師から
「いやぁ～女性の歯科医が増えるといいんだよね。
競争相手が減るからねぇ～」と言われたことがありますが、
今頃になって、その言われた事が現実になってきている事に気づきます。
さあ、今年も頑張るゾ～～～！！